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3人に2人が「家庭用ゲームをしない」 その理由は?

» 2009年03月23日 18時57分 公開
[ITmedia]

 継続的に家庭用ゲームに接している人は3人に1人――コンピュータエンターテインメント協会(CESA)がこのほど実施した調査でこんな結果が出た。家庭用ゲームをしない理由では「興味・関心がない」という意見が多い。

 家庭用ゲームへの関わり方やゲームに望むことなどについて、3〜79歳にアンケート調査した。有効回収数は1100。

 「現在も継続的に家庭用ゲームに接している」と回答したのは29.4%とほぼ3人に1人。それ以外の人に、「家庭用ゲームをしない・しなくなった理由」を聞いたところ、最多は「ゲームに対して興味・関心がない」で45.2%。次いで「ほかにやりたいことや欲しい物がある」(45.2%)だった。

 携帯型ゲーム機に欲しい機能を聞いたところ、「音楽再生」(32.5%)、「インターネット接続」(28.5%)、「カメラ撮影」(24.9%)という順。「携帯電話同様に1台のゲーム機でいろいろな楽しみ方を望んでいることがうかがえる」とCESAはコメントしている。

 最近の携帯型ゲーム機はネット接続機能を搭載しているが、「携帯型ゲーム機のネット接続を期待する施設」については、「ホテル・旅館」(30.9%)でトップ。以下は「電車・飛行機」(21%)、「病院・医療施設」(20.6%)と続いた。

 「家庭用ゲームをゲームプレイ以外の活用先として期待する分野」についても聞いたところ、「医療・リハビリ」(52.6%)と「教育・学習」(51.2%)がともに半数を超えた。「健康増進・フィットネス」は37.8%だった。「本来のエンターテインメントに加えて、生活にもっと役立つ機能が望まれている」とCECAはみている。

 「ゲームに詳しい、またはゲームがうまい芸能人・タレント」で最多はよゐこの有野晋哉さん、2位は中川翔子さんだった。

 PCと家庭用ゲーム機を使った「有料ネットワークゲーム(オンラインゲーム)」の市場規模は806億円と推計。家庭用ゲーム機をネットワーク接続し、ダウンロード購入するソフトやアイテムの市場規模は14億円と推計している。

 調査結果をまとめた書籍「2009CECA一般生活者調査報告書」を3月23日に発売した。「高橋名人の認知度」「非ゲームユーザーからみたゲームユーザーのイメージ」などの調査結果も掲載している。A4判・本文141ページで価格は5250円。回答データをExcel形式で収録したCD(1万500円)も、受注生産で販売する。

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