米国は6月12日にアナログ放送からデジタル放送に完全に移行するが、移行5日前の6月7日の時点で、デジタル放送を視聴する準備ができていない世帯は280万世帯に上る。これは米国テレビ市場の2.5%に相当する。調査会社Niensenが報告した。
米国は2月にデジタル放送への移行を計画していたが、未対応の世帯が多かったために6月に延期した。2月時の未対応世帯は580万世帯で、そのときと比べて約半数に減っている。未対応世帯のうち多いのが、アフリカ系アメリカ人、ヒスパニック系、35歳未満の世帯という。
「ほとんどの人にとってテレビが日常生活で重要な役割を演じていることを考えると、テレビ局が完全に移行したら、未対応の世帯もデジタル放送の視聴に必要な対処をするだろう」とNielsenは述べている。
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