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ナムコのゲーセンに「プリペイドコイン」 ゲーム料金、10円単位で柔軟に

» 2009年06月26日 18時20分 公開
[ITmedia]
画像 ナムコイン

 ナムコは6月26日、首都圏の一部のゲームセンターで、プリペイド式コイン型電子マネー「ナムコイン」を秋までに導入すると発表した。ゲーセン側はゲームのプレイ料金を10円単位で細かく設定して柔軟に変更できるようになり、利用者側は両替の手間が省ける。

 ICチップを内蔵したコインで、1000円、2000円、5000円単位で1万円までチャージが可能。現金と同様、対応マシンのコイン挿入口に挿入すれば、プレイ料金分が引かれて戻ってくる。チャージした金額分を使い切れなかった場合、当日中なら返金精算できる。

 現金との併用も可能だ。例えば、1プレイ100円のゲームなら、現金を50円分投入した後、ナムコインを投入すれば、ナムコインから50円分差し引かれる。

 これまでのゲーム機は、100円玉のみ受け入れるマシンが多く、ゲーム料金も100円単位が主流だったが、ナムコイン対応機なら90円や110円、120円など、10円単位の料金設定も柔軟に行える。マシンは店舗のPCにネットワークでつながっており、料金変更もPCから可能。時間帯限定の10円割引キャンペーンなども容易に行えるという。

 まずは「NAMCOLAND 渋谷店」(東京都渋谷区)と「ナムコ ワンダーパーク ヒーローズベース」(神奈川県川崎市)で秋までに順次導入し、ほとんどのゲーム機で使えるようにする。

 プリペイド式電子コインの導入は業界初。ナムコインは5月15日から、「NAMCOLAND 平塚店」(神奈川県平塚市)でテスト運用してきた。

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