マイクロソフトは、Exchange Serverの最新バージョン「2010」日本語版を11月2日にリリースする。多様なアクセス手段への対応やコンプライアンス対応を強化したほか、日本ユーザーの要望に応じた階層化アドレス帳を追加した。
企業向けメッセージングプラットフォームの最新版。ディスクI/Oを「2003」比で最大90%減らしたことで、安価なストレージを組み合わせるなどの柔軟な構成が可能になっているという。
メールクライアントソフトだけでなく、Webブラウザや携帯電話、スマートフォンなどアクセス手段も多様化。ブラウザはInternet Explorerに加え、新たにFirefoxとSafariもサポートした。コンプライアンス対応を強化し、メール保管時の即改ざん防止などの新機能が加わった。
日本のユーザーからのフィードバックを受け、部署名からユーザーを検索できる階層化アドレス帳と、チームメンバーのスケジュールを一覧で確認できる「グループスケジュール」機能を備えた。
ボリュームライセンスの参考価格は「Standard Edition」が13万7000円、「Enterprise Edition」が77万90000円。クライアントアクセスライセンス(CAL)はStandardが1万3000円、Enterpriseが8000円。
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