インタビュー
» 2009年12月19日 06時30分 UPDATE

嶋田淑之の「この人に逢いたい!」:冬の女王がTwitterの第一人者になったわけ――広瀬香美さん(前編) (1/4)

1990年代、スキー用品店のCMソングで大ヒットを連発。“冬の女王”と呼ばれた広瀬香美さんが、twitterをきっかけに再びブレイクしている。その人生観、好きな四文字熟語――Twitterの人気者はやはり、非凡な個性の人物だった。

[嶋田淑之,Business Media 誠]
Business Media 誠

嶋田淑之の「この人に逢いたい!」とは?:

 「こんなことをやりたい!」――夢を実現するために、会社という組織の中で、あるいは個人で奮闘して目標に向かって邁進する人がいる。

 本連載では、戦略経営に詳しい嶋田淑之氏が、仕事を通して夢を実現する人物をクローズアップしてインタビュー。どのようなコンセプトで、どうやって夢を形にしたのか。また個人の働きが、組織のなかでどう生かされたのかについて、徹底的なインタビューを通して浮き彫りにしていく。


 ある季節が到来すると、なぜか無性にそのアーチストの歌を聴きたくなったり、逆にそのアーチストの名前を耳にすると、反射的に特定の季節が思い浮かぶということはないだろうか。

 今年も年の瀬となり、各地のスキー場の積雪情報がニュースで流れるようになってきた。冬、そしてスキー場と聞いて多くの人がイメージするアーチスト――その筆頭が、シンガーソングライターの広瀬香美さんだろう。高く高く伸びてゆく、あの輝くような歌声を聞くと、スキーやスノーボードに行きたくなり、居ても立ってもいられない、という人もいるようだ。

ay_hirose01.jpg 広瀬さんが歌ったアルペンのCMソングを集めたアルバム「Alpen Best-Kohmi Hirose」。全15曲、どれも一度は聴いたことがあるはず

 実際、スキー用品メーカー・アルペンのCMソングとして大ヒットした彼女の歌は数多い。「ロマンスの神様」(93年12月)、「幸せをつかみたい」(94年12月)、「ゲレンデがとけるほど恋したい」(95年12月)、「DEAR….again」(96年11月)、「真冬の帰り道」(97年1月)、「promise」(97年11月)、「ピアニッシモ」(98年1月)などなど……。そんな広瀬さんが、2009年夏から秋にかけて、今度は「Twitterの女王」として大ブレイクした(キーワード)

 パソコン操作も決して得意ではなかったという広瀬さんが、どうして一躍Twitterでブレイクしたのか。そしてその背後には彼女のどんな思いがあるのか、お話を伺った。

冬の女王は常夏のロサンゼルス住まい

ay_hirose02.jpg 2009年7月にスタートした広瀬さんのブログ「心とろける音楽の時間」。更新頻度は非常に高い

 「これまで私は自分の思いを、ライブを通じて伝えてきました。でも、回数も伝えうる人数も限られましたし、日々の思いをその都度、伝えることはできませんでした。それで今年に入ってから、自分なりに何か社会に貢献できないかなと模索する中で、7月からブログを始めてみたんです。

 でも、ためらいもありました。私には冬のイメージが定着していますが、私自身は南国・九州で生まれ育ち、スキーもスノーボードもできません(笑)。それに何より暖かい土地が好きということもあって、実際、カリフォルニアに住んでいるんですね。

 ブログでそれを言ってしまうと、自分自身のイメージを壊すことになりかねませんし、迷ったんですが、それも全部オープンにしていこうと決断しました。そういういきさつで、毎日朝晩2回ずつブログを更新していったんですが、正直、いっぱいいっぱいになりまして……」

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