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地デジ移行でチューナー売れ行きが最大14倍に テレビ・レコーダーも3倍弱

» 2011年07月25日 19時34分 公開
[ITmedia]
photo 薄型テレビの販売動向=BCNのニュースリリースより

 7月24日のアナログテレビ放送終了に伴う“地デジ特需”で、ピークとなった7月初旬には地上デジタルチューナーの売れ行きが前年比で最大14倍に上ったことが、調査会社のBCNの家電販売動向調査で分かった。

 地デジ特需は6月に最終局面に突入し、7月初旬にピークを迎えた。地デジチューナーは7月第1週(4〜10日)に前年同週比で14倍超の売り上げを記録したが、その後は品薄に陥り、7月第3週(18〜24日)の販売は前年同州比約2.8倍だった。

 薄型テレビは6月最終週(6月27日〜7月3日)に同約2.8倍とピークを迎えたが、その後は品薄が広がり、7月第3週は同約2.2倍だった。2台目以降や安価なモデルへの需要が高く、30型未満の製品が7月第3週で53.4%を占めていた。レコーダーは7月第1週に同約3倍となり、7月第3週も同2.9倍と高水準だった。

 25日午前0時にアナログ放送は停波したが、デジタル対応が済んでいない世帯や2台目以降のデジタル化需要もあり、BCNは「8月中旬から9月あたりまでは地デジ移行に伴う需要は鈍化しながら継続する」とみている。

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