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Appleの新CEO、ティム・クック氏が「Appleは変わらない」と強調

» 2011年08月26日 07時02分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米AppleのCEO職をスティーブ・ジョブズ氏(56)から引き継いだティム・クック氏(50)は8月25日(現地時間)、全社員に宛てたメールを送った。米Ars Technicaほか複数のメディアがその全文を伝えている。

 「世界で最も革新的な企業のCEOになれることを楽しみにしている。Appleへの入社は私にとって最良の決断だったし、Appleとスティーブ(ジョブズ氏)のために働いたこの13年間は貴重な体験だった。私はAppleの輝かしい未来について、スティーブと同様に楽観している」という文章で始まるこのメールで同氏は「私は皆さんに、Appleは変わらないことを信じてほしい」とし、ジョブズ氏が築いたものは「われわれのDNAに組み込まれている」と語った。

 米Appleの企業情報ページに掲載されているCEOとしてのクック氏のプロフィールによると、同氏はオーバーン大学で工業エンジニアリングの学位を、デューク大学でMBAを取得している。米IBMに12年勤めた後、米Intelligent Electronics、米Compaqを経てAppleに入社した。AppleではMacintosh部門を率いて流通・サプライヤーとの関係構築で重要な役割を果たした。

 CEOに指名された時点では同社のCOO(最高戦略責任者)としてサプライチェーンや世界市場のサービス・サポートの管理を含む販売・経営を担当していた。また、ジョブズ氏の数回にわたる療養休暇中、CEO代行を務めた。

 Appleの幹部プロフィール情報ページは24日の発表直後から改定されている。

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