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» 2011年09月18日 16時32分 UPDATE

Google、オーディオ機能やLion対応を盛り込んだ「Google Chrome 14」の安定版リリース

「Web Audio API」の実装で高度なオーディオを使ったゲームに対応し、2008年発表のNaClアプリを利用できるようになったほか、「OS X Lion」版ではフルスクリーンモードに対応した。

[鈴木聖子, 佐藤由紀子,ITmedia]

 米Googleは9月16日(現地時間)、Webブラウザ安定版のアップデートとなる「Google Chrome 14」(14.0.835.163)をリリースした。Webアプリやゲーム関連の新機能が追加されたほか、米Appleの「OS X Lion」対応が強化された。

Web Audio API

 「Web Audio API」は、音声処理・合成のためのJavaScript API。開発者はこのAPIにより、Webアプリやゲームにさまざまなサウンドエフェクトを追加できる。サンプル紹介ページには、このAPIを利用して作成されたドラムマシンやエフェクターなどが掲載されている(Chrome 14でのみ再生できる)。

 audio 自分でリズムパターンを作り、リバーブなどのエフェクトもつけられるドラムマシンアプリ

Native Client

 「Native Client(NaCl)」は、WebブラウザでCおよびC++のコードを安全に実行させるための技術。2008年末にGoogleがBSDライセンスの下、オープンソースとして公開し、2011年2月にはSDKがリリースされている。これを利用することで、開発者はネイティブコードモジュールを含むWebアプリを構築できる。現時点では、Chromeウェブストアで入手できるアプリでしか利用できないが、Googleはこの制限をなくすよう開発を進めているという。ウェブストアには、古典的アドベンチャーゲーム「Colossal Cave Adventure」やゲームエンジンの再実装版コレクション「ScummVM」のNaCl版が登録されている。

 nacl NaCl版ScummVM

OS X Lion対応

 Mac版では「OS X Lion」のフルスクリーンモードに対応し、スクロールバーをスクロール時にのみ表示するようにしたほか、多数のバグを修正し、ユーザーインタフェースも改善したという。

セキュリティ関連

 合計32件の脆弱性に対処した。危険度は、Googleの4段階評価で上から2番目に高い「High」が15件、中程度の「Medium」が10件、最も低い「Low」が7件となっている。リスクが高い脆弱性は、ドキュメント処理やプラグイン処理などにおける解放済みメモリ使用の問題が多数を占めるが、詳しい内容は公表していない。

 脆弱性情報を寄せた外部の研究者には、1件当たり500〜2337ドルの報酬が支払われた。また、米Microsoftや米Appleの研究者らも、開発サイクルにおけるバグ修正に協力したという。

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