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MicrosoftとMozilla、「Firefox with Bing」を公開

» 2011年10月27日 07時13分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米MicrosoftとMozillaは10月26日(現地時間)、デフォルトの検索エンジンとして「Bing」を搭載するWebブラウザ「Firefox with Bing」を公開した。特設ページのダウンロードボタンをクリックすると、Mozillaにリダイレクトされ、ダウンロードできる。

 bing

 Mozillaは従来、ほとんどの国と地域で米Googleの検索エンジンをデフォルトとして採用してきた。Mozillaは2010年10月、Firefoxで使う検索エンジンの選択肢の1つとしてBingを追加した。Firefox with Bingはこれを一歩進めたもので、BingがGoogleに代わってデフォルト検索エンジンとなる。このブラウザをインストールすると、FirefoxのAwesome Bar(URLと検索キーワードの入力枠、日本では「スマートロケーションバー」)での検索がBingによるものになり、ホームページがBingの検索ページになる。ダウンロードページにはFirefoxのバージョンが明記されていないが、安定版の最新版がダウンロードされる。

 なお、既にFirefoxを利用しているユーザーは、2009年にリリースされた拡張機能版Bingをインストールすれば、Bingをデフォルト検索エンジンにすることができる。

 Mozillaは公式ブログで、カスタマイズ版FirefoxはBingだけでなく、米Twitterや米Yahoo!などと提携したものなど約20種類があると説明する。

 分析会社Net Applicationsのデータによると、2011年9月の世界の検索エンジン市場ではGoogleが83%で圧倒的な首位にあり、Bingはわずか3.95%だ。

 bing share 2011年9月の世界検索エンジンシェア(資料:Net Applications)

 一方、世界のWebブラウザシェアでは、MicrosoftのInternet Explorer(IE)はGoogleのChromeの台頭で緩やかにシェアを落としてはいるものの、依然として圧倒的な首位にある。

 ie shrae 2010年11月〜2011年9月の世界Webブラウザシェア推移(資料:Net Applications)

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