米Googleは11月1日(現地時間)、6月に予告していたGmailのデザイン変更を数日をかけて実施すると発表した。Gmailページの右下に表示される「新しいデザインに切り替える」をクリックすると、新デザインを体験できる(旧デザインに戻すことも可能)。
Googleは現在、提供しているサービス全体のデザインを、よりシンプルで一貫性のあるものに変更しており、Gmailのデザイン変更もその一環だ。Gmailでも、ページの上部に「Google+」などと共通する黒いバーが追加されたほか、全体のデザインがすっきりした印象だ。
デザインとともに、検索や設定、オプションなどに幾つかの新機能が追加された。
メッセージのスレッド表示で、各メッセージの左に送信者のアイコンが表示され、タイトルと本文の最初の行が表示されるようになった。長いスレッドの場合は中間のスレッドは「これまでの○件」と省略されるが、クリックすると全スレッドを表示できる。
黒いバーにある歯車アイコンとは別に、上部のオプションの右端に新たに追加された歯車アイコン(歯の数が少ない)で、表示間隔を3段階から選択できるようになった。このアイコンから旧デザインに戻ることもできるほか(右の図には表示されていない。期間限定のもののようだ)、テーマの設定や、Gmail全体の設定(黒いバーにある歯車アイコンの「設定」と同じ)もこのアイコンから開ける。
テーマに、新しい背景色と画像のオプションが追加された。古いテーマの一部はサポートされなくなった。オンライン画像マーケットサイトiStockphotoからピックアップされた数点の高解像度画像を含む多数の画像をテーマとして利用できる。
検索ボックス内の▼をクリックすると、検索範囲をフィルタできる設定ボックスが表示されるようになった。ここで設定した条件はフィルタとして保存できる。
ページの左側にラベルやチャットを表示しているナビゲーションパネルの調整ができるようになった。ラベルの数が多い場合、カーソルを合わせると自動的にリストが展開されるようになった。ラベルとチャットの間のラインをドラッグすることで表示サイズを調整できる。チャットを使わない場合は、パネルの最下にある黒いフキダシアイコンをクリックすることで完全に非表示にすることもできる。
その他、ツールバーの表示がほとんどアイコンだけになったり、メール/連絡先/ToDoリストの切り替え方法が変わるなど、多数の変更が加えられている。詳細はGmailのヘルプページで説明されている。
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