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Siriは特殊赤外線LEDセンサーでスタンバイ――iFixitが解明

» 2011年11月10日 12時44分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Appleの新スマートフォン「iPhone 4S」には、音声によるパーソナルアシスタント機能「Siri」を起動させるための赤外線LEDの近接センサーが採用されている――。米Appleの一連のモバイル製品の分解マニュアルを掲載しているWebサイトiFixitが11月9日(現地時間)、そう発表した。

 iFixitは10月にiPhone 4Sの「解剖図」を公開したが、その段階では赤外線センサーが旧モデルと異なるとのみ説明していた。

 スピーカーの上にあるこのセンサーはiPhone 4Sが起動している間中オンになっており、ユーザーが端末を顔に近づけるのを感知するという。このセンサーのおかげで、(Siriを有効にしている場合)端末を耳に当てるだけでSiriが起動するのだ。

 旧モデルの赤外線センサーは、通話中にのみアクティブになり、耳や頬などが触れることで誤って通話中にタップしないようタッチスクリーン機能をオフにするために使われている。

 Macユーザー向けのブログメディアCult Of Macにも寄稿するマイケル・スティーバー氏の個人ブログによると、ユーザーからの問い合わせに対し、Appleが公式に「SiriはiPhone 4Sでのみ稼働し、旧端末をサポートする計画は今のところない」と答えたという。

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