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» 2011年11月19日 08時00分 UPDATE

【記者の7つ道具】オリンパスショックは取材カメラ選びに影響するか? (1/2)

ケータイからスマホというトレンドや、モバイルブロードバンドの実用化などが「記者の7つ道具」にも変化を与えていそうだ。リレー連載となる本企画の初回は、ITmedia エンタープライズ編集部の石森将文がお届けする。

[石森将文,ITmedia]

道具1&2 MacBook AirとPocket Wi-Fi

 冒頭からセットの紹介で恐縮だが、いかにMacBook Airとはいえ、オフラインでは単なる板に過ぎない。ネットワークにつながってこそその薄さ・軽さが生きるというもの。そこで必ず持ち歩くのが、Pocket Wi-Fi(D25-HW)である。本音を言えば、WiMAXなどの通信サービスがMacBook Airに組み込まれていればベストだが、そこは舶来品の悲しさで、叶わぬ願いのままである。

 記者は学生時代から社会人2年目くらいまで、Macユーザーであった。当時はモバイルノート型のPowerBook Duoに入れ込んでおり、「モノクロTFT液晶のDuo 280こそ至高!」と考えていた(今でも少しそう思っている)。

 だが学生ならまだしも、社会人になるとMac一筋というのは厳しく、またMacユーザーはPowerBook 2400c以降、軽量なモバイルノートに恵まれなかった。記者自身、自腹購入した初代PowerBook G4以降は仕事でもプライベートでもMacを使うことはなく、10年弱に渡りPC/Windowsを一筋に使ってきた。

 現在も、会社から支給されている業務端末はPC(ThinkPad)である。とはいえセキュリティの観点から気軽に持ち出すわけにはいかない(所定の手続きを踏めば持ち出せるが、わたしはほとんど持ち出さない)。記者/編集者という仕事上、出先で物書きをしたいケースも多いのだが、執筆に必要なもの以外のデータやアプリケーションが備わっている業務端末は、必ずしも物書き専用マシンには向かないというわけだ。

 そこでこの秋に「外出先でのテキスト入力専用マシン」として購入したのがMacBook Airである。旧モデルではプロセッサがCore2 Duoだったため、パフォーマンスの点から手を出しづらかったのだが、現行モデルはCore i5に強化されたため購入を決断。可搬性を重視し11インチモデルとし、SSDをApple StoreのCTOで256ギガバイトにアップした。MacBook Airはメモリの最大搭載量が4ギガバイトと控えめのため、SSDをできるだけ奢るのが正解だと思う。

 実は当初、テキスト入力マシンの真打ちとしては、iPadに期待をしていた。外付けのBluetoothキーボードと合わせてしばらく使ってみたものの、やはり日本語の変換、特に連文節の変換が厳しく、効率が著しく落ちる(メール程度であればよいが、長文入力には相当のストレスがある)。またパラグラフごとにカット&ペーストする際なども、マウスやトラックパッドを使えないインタフェースは非効率だった。マルチタスクではないため、Webサイトを見ながらテキストを打つといったことも難しいし、そもそもiPadと外付けキーボードを持ち歩くとそれなりに重いし、かさばるのである。これでは本末転倒である。

 対してMacBook Airは、ちょっと衝撃的なほど薄い筺体に加え、重さも1キログラム程度と、可搬性は抜群だ。余裕のあるキーボードでテキスト入力は快適だし、マルチタッチトラックパッドの使い勝手にも良い意味で驚いた(Webページの移動やアプリの切り替えがスイスイできる)。OSX Lionでは、上下のスクロール方向が逆になったことで、旧来のユーザーからは不評もあるようだが、OS9からの移行組である記者には違和感がない。

 とりわけ気に入っているのがACアダプタと本体の接続方式(MagSafe)だ。そもそも電気ポッドなど「落としたり倒したりすると危ない」製品はこの方式だったわけで、もっと早く、より多くのPCがMagSafe的なインタフェースを採用すればいいのにと思う。

71.jpg これでジャケットを装着した状態。薄い……

 敢えて難点を挙げればバッテリの持ちだろうか。モバイルルータに接続したまま使っていると、おおよそ4時間強でスリープする。取材1本には十分だが、終日のイベント参加や出張では心もとない。必ずしも出先では、電源を利用できる環境だとは限らないため、サードパーティの増設バッテリを買おうかと思案中である。

 ところで記者は、Airのボディにパワーサポートのエアージャケットセットを装着している。極めて薄く成型されたポリカーボネートがAirの外周をぴったりと覆うため、扱いに気を使う必要がなく取り回しが楽になる。何より装着していることを忘れるほどの密着感が素晴らしい。つい先日取材したある米国企業のトップ(彼もAirユーザー)が驚いて「それはなんだ、どこで売っているんだ」と聞いてきたくらいである。

 ただし付属の滑り止めチップ、これには苦言を呈したい。Air底面の4つの足はラウンドしたフォルムなのに、そこへ平面のシールを貼り付けるのには無理がある。ネット上には「うまく貼れない」「貼ってもすぐはがれる」「貼ってカバンに入れ、取りだしたときにははがれていた」「というか、貼り終わる前にはがれていた」……という評判も見られ、わたしも同様の感想を抱いた。本体のジャケット本体の完成度の高さと比べ、著しく残念感が漂うパーツである。今後のモデルでの改修されることを期待したい。

道具3 iPhone4S(SoftBank)

 今やiPhoneに限った話ではないが、会社で利用しているメールがWebメール(ローカルにはデータを残さない仕組み)のため、外出先でメールや添付ファイルをチェックするのにスマートフォンは欠かせない。3GSから4Sに移行したが、特に通信速度が体感で向上している。iPhone対応をうたうPORTERのDRIVEを名刺入れ兼iPhoneケースとして利用しており、収納部分には名刺だけでなくSuicaを入れることで、簡易お財布ケータイとして使っている(笑)。

道具4 PORTERの2wayトートバッグ

 4つ目は仕事用のカバンを紹介したい。特にカバンは、人それぞれのワークスタイルによってこだわるポイントが別れるものだと思うが、僕の場合は「ショルダーストラップを付けられるトートバッグ」一択である。

 一般的なビジネスマンは、ブリーフケースタイプのバッグを持つことが多いように思う。だが記者稼業では、取材先で紙の資料をもらうことが多く、また取材をハシゴすることもよくある。例えばA4の資料が入ったB3封筒を渡されると、ブリーフケースでは収納に困ってしまう。だが縦に長いトートバッグだと、すぽっと資料やPC、雑誌などを入れられるため、便利なのである。

 調べたところ、記者が使っているのは吉田カバンの2Wayトートバッグで、「622-06673」という品番のようだ。普通のトートとは違いショルダーストラップが付けられ、収納物が多い時はマチの部分を広げられ、また前面には折り畳み傘が十分に入るポケットが2つ付いているのが便利である。ここにカメラの交換レンズを入れることもある。

道具5 ICレコーダー

72.jpg USBスロットに直接差しこめるタイプじゃないとイヤ

 サンヨーのICレコーダー「ICR-S277RM」を利用。購入から約5年は経つと思うが、元気に現役である。購入時の決め手は比較的性能の良い集音マイク(別売りもしていた)が付属していることと、録音データをUSBポートに直接差して転送できること。データ自体もMP3のため、取り回しが楽だった。

 ちょっと信じられないことに当時は、録音データをPCに転送する際に専用のアプリケーションを介する必要があったり、データそのものが(MP3などではなく)専用フォーマットだったりするICレコーダーも多かったのだ。

 最近は録音の役割をiPhoneに譲ることも多くなってきたが、iPhoneの場合は他者に録音データを渡すのが面倒だ。広い環境での集音力と、USB直差し&MP3というデータ取り回し上の利便性は捨てがたく、今でもバッグに常備している。

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