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WordPress、ブロガー向け広告サービス「WordAds」を発表

» 2011年11月30日 15時06分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Automatticが運営するオープンソースのブログ作成ツールWordPressに、ブロガーが広告掲載で収入を得られる新機能「WordAds」が追加された。広告責任者ジョン・バーク氏が11月29日(現地時間)、ブログで発表した。

 WordPressのユーザーは長年、広告掲載を求めていたが、従来のオンライン広告サービスは“非常に質が悪いため”拒否してきたという。バーク氏は「米GoogleのAdSenseが最新式だとは、悲しいことだ」と書いている。

 バーグ氏は、広告を載せるなら良いものにしなければならないと考え、ブログ広告ネットワークの米Federated Mediaとの提携によりWordAdsをスタートするという。Federated Mediaは、起業家で検索の専門家でもあるジョン・バッテル氏が立ち上げた広告ネットワークで、BoingBoingやDigg、Twitterほか多数のメディアが採用している。

 WordAdsを紹介するページによると、同サービスを利用できるのは有料のカスタムドメインを持ち、ブログを一般公開しているブロガーのみだ。カスタムドメインは年額17ドルで登録できる。

 広告の掲載先は、トラフィックやエンゲージメント、コンテンツのタイプ、言語に基づいて選択される。申し込んでも条件に合わないブログは許可されない可能性もある。

 バーグ氏によると、1日当たり5万以上のブログが投稿されているという。WordAdsは広告主にとっても新たな機会になるだろう。

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