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» 2012年01月12日 10時18分 UPDATE

Google検索をめぐる攻防が加熱 FTC介入の可能性も

エリック・シュミット会長は「Search plus Your World」はGoogle+偏重ではないと語ったが、プライバシー擁護団体EPICはこの件はFTCが調査すべきだとしている。

[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Googleが1月10日(現地時間)に発表したGoogle検索の新機能「Search plus Your World」をめぐり、ネット上でメディアや競合を巻き込む攻防が繰り広げられている。

 米TwitterがGoogleの発表の数時間後に「Googleの変更の結果、情報を探すことは難しくなるだろうと懸念している」という声明を発表したほか、多数のメディアがこの変更はGoogleのソーシャルサービス「Google+」を偏重するものとして批判している。

 数日をかけて有効になる予定のSearch plus Your Worldは、検索結果にGoogle+のデータを反映させるもので、ユーザーはこれにより検索結果をよりパーソナライズできるとGoogleは主張している。

 多数の批判を受けて、Googleでプリンシパルエンジニアを務めるマット・カッツ氏は個人ブログで、検索結果にはGoogle+だけではなく、FlickrやQuoraなど、Web上で公開されているすべてのデータが反映されると、幾つかの例を挙げて説明した。

 一方、検索関連情報を提供するメディアブログSearch Engine Landのダニー・サリバン氏は多数の例を挙げ、Google+がFacebookやTwitterよりも偏重されていると指摘する。例えば「People and Pages」(検索結果ページの右側に検索結果に関連するGoogle+ページを表示する機能)では「music」の検索結果でブリトニー・スピアーズなどのページが表示されるが、Facebookで多数のフォロワーを持つ人気アーティスト、ケイティ・ペリーはGoogle+の公式アカウントあるいはページを持っていないため、表示されない。

 サリバン氏は10日、Googleのエリック・シュミット会長にSearch plus Your Worldに関して取材している。このインタビューでシュミット会長は、FacebookやTwitterとこの機能に関して話し合う用意はあるかという質問に対し「もちろん」と答え、FacebookやTwitterがデータへのアクセスを許可するなら、それらのデータも反映させると言外ににおわせたという。

 また、プライバシー擁護団体の電子プライバシー情報センター(EPIC)は、公式ページでSearch plus Your Worldに関する懸念を表明。同団体のエグゼクティブディレクター、マーク・ローゼンバーグ氏はLos Angeles Timesに対し「この件は米連邦取引委員会(FTC)が調査するべきことだと確信する」と語った。同団体は過去に何度かGoogleに関し、FTCに苦情申し立てを行っている。

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