米Facebookは1月18日(現地時間)、ユーザーがサードパーティー製アプリをインストールする際に表示する「アプリの許可」ダイアログを改善すると発表した。2月1日までにすべての開発者が自分のアプリで新しいダイアログを表示できるようになる。
現在、Facebookアプリをインストールしようとすると、アプリを利用することで開発者がどのようなユーザーデータを収集するかを示す以下のようなダイアログが表示された。アプリをインストールするには、すべてを許可するしかない(「許可しない」を選ぶとインストールできない)。
新しいダイアログは2段階になっており、最初のダイアログには、アプリの概要、収集データの一覧、このアプリのアクティビティの公開範囲を設定するプルダウンボタンが付く。
上のダイアログで「Install」をクリックすると、オプションで開発者が収集するデータの一覧が表示される。これらのデータの収集は拒否できる。このダイアログには、開発者がなぜそれらのデータを収集するのかを説明するコーナーもある。
Facebookが昨年9月に発表した「Open Graph」のアップデートで、アプリでのユーザーのアクティビティがタイムラインやアクティビティフィードに逐一表示できるようになった。これにより、例えばニュースアプリでどんな記事を読んでいるかや音楽アプリでどんな音楽を聴いているかが表示されるようになり、アプリインストール後に公開範囲を設定できるものの、一部のユーザーに不評だった。
Facebookは、米連邦取引委員会(FTC)をはじめとする各国のプライバシー保護当局からの指摘を受け、プライバシー設定の改善を表明している。
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