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» 2012年03月26日 10時19分 UPDATE

Facebook、求職者にパスワード提示を求める企業に警告

採用面接で求職者にFacebookのパスワードを提示するよう求める企業があるという報道を受け、Facebookが「そうした行為は違法であり、提訴も辞さない」と発表した。

[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Facebookは3月23日(現地時間)、企業が社員採用の際にFacebookのパスワードを要求したという複数の報道を受け、ユーザーを守るためにこうした行為を行った組織を提訴することも辞さないと発表した。

 一連の報道の端緒となったのは、米Associated Pressが3月20日に掲載した記事。ニューヨーク在住のジャスティン・バセットさんがある企業の採用面接で、面接官からFacebookのユーザー名とパスワードの提示を求められたため、就職を断念したというものだった。バセットさんによると、面接中にノートPCでバセットさんのFacebookアカウントを検索した面接官が、プロフィールが非公開になっていることを確認した後、パスワード提示を求めた。

 この記事によると、従業員に企業の人事担当者と“友達になる”よう要請したり、Facebookで企業を批判する投稿をしないという契約書に署名させる企業もあるという。

 Facebookの最高プライバシー責任者、エリン・イーガン氏は、こうした行為はユーザーとその友達のプライバシーとセキュリティを侵害する恐れがあり、企業は法的責任を問われる可能性があると指摘する。企業が求職者のパスワードを使ってFacebookのデータを調べた結果、この求職者を非採用にした場合、差別で訴えられる可能性があると警告している。

 Facebookは、ユーザーのプライバシーとセキュリティを守るため、政治家への働き掛けや訴訟、該当企業のアカウント削除などのアクションを起こすとしている。

 同社はかつて、ユーザーのプライバシー保護をめぐって各国の規制当局に問題を指摘されており、昨年12月にユーザー情報の保存に関するポリシーなどの改善を発表している。

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