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» 2012年04月02日 09時16分 UPDATE

Wikimedia、構造化データベースプロジェクト「Wikidata」を発表

Wikidataに構造化した情報リポジトリを集約することで、280言語以上ある各国語版Wikipediaの一貫性と品質の向上、ボランティア編集者の負担軽減を図る。

[佐藤由紀子,ITmedia]

 Wikipediaを運営する非営利団体Wikimedia Foundationは3月30日(現地時間)、新プロジェクト「Wikidata」を発表した。各国語版のWikipediaで簡単に流用できる構造化データベースを構築する。

 Wikidataは280以上の言語をサポートする予定だ。Wikidataの構築により、各国語版の情報の一貫性や品質の向上、少数言語への対応、約9万人のボランティア編集者の負担軽減が見込めるとしている。

 従来のWikipediaの各項目はテキストの非構造化データだ。例えば著名人の項目が複数の言語で別々に追加されたり、オリジナルの項目が手作業で翻訳されたりしており、言語によって正確さや詳しさがまちまちになっている。Wikidataでは項目を構造化データとして蓄積することでリポジトリを一元化する。

 wiki Wikidataのユーザーインタフェースモックアップ

 WikidataはWikimediaのドイツ支部が立ち上げた。同プロジェクトは4月にスタートし、各国語版にリンクする中央リポジトリを1年で構築する計画という。Wikidataは、Creative Commonsライセンスの下で無料で公開する。

 同プロジェクトの立ち上げに際し、総額130万ユーロ(約170万ドル)が寄付された。寄付金の半額は米Microsoftの共同創業者、ポール・アレン氏の財団Allen Institute for Artificial Intelligenceから、4分の1は米Googleから、残りの4分の1は米Intelの共同創業者、ゴードン・ムーア氏の財団Gordon and Betty Moore Foundationから寄せられたものだ。

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