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» 2012年04月11日 20時21分 UPDATE

「エンジニアを楽に」──電話機能を簡単に組み込めるAPI「boundio」

KDDIウェブコミュニケーションズがクラウド電話API「boundio」の正式サービスを始めた。「開発者が電話をつないで簡単に面白いサービスを作れる」APIとして浸透させていく。

[ITmedia]
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 KDDIウェブコミュニケーションズは4月10日、クラウド電話API「boundio」の正式サービスを始めた。050電話番号による発信など、電話機能を「数行のコード」でWebサイトやアプリに組み込めるのが特徴。「開発者が電話をつないで簡単に面白いサービスを作れる」APIとして、電話を活用した本人認証やネットサービスへの普及を進めていく。

 boundioはネットから電話をかける(発信)ことができるクラウド電話API。(1)050電話番号による発信、(2)アップロードした音声を再生する機能、テキスト文字列を音声ファイルに変換できる音声合成機能──の3つを利用できる。サイトやアプリに組み込む際は数行のコードで済むという。

photophoto boundioの機能はシンプル

 同様の機能を自社で構築する場合、電話事業者との契約から接続などを自前で行う必要があり、専門エンジニアとかなりの工数、費用が必要だったが、同APIを使うことで「半年〜1年かかっていた開発が5分で行える」としている。

 基本料金は月額1575円。通話料は固定電話向けが1分15ポイント(1ポイント1円)、携帯電話向けが1分25ポイント。オンラインサインアップですぐに使うことができる上、従来の同様のサービスと比べて格安に設定し、中小企業や個人開発者への浸透を図っていく。

photophoto カヤック「koebu」では、「メインストリーム」に投稿が掲載される場合にユーザーに電話をかけて聞き逃さないよう連絡する機能を有料会員向けに提供。手嶋屋は、OpenPNE上で「@を2つつけるとメールで送信、@を3つつけると電話をかける」という仕組みをデモ。SNSを見ない人にも確実に連絡できるようにするアイデアだ

 正式版リリースに当たり、カヤック、ソフトクリエイト、リザーブリンクなどが採用。カヤックは音声コミュニティー「koebu」で、ユーザーの電話にサイトからのお知らせが届く機能を実装していく。ソフトクリエイトはECサイト構築パッケージ「ecbeing」に、会員登録時のユーザー本人認証などに電話を活用する機能を組み込む。

 初年度売り上げ1億円・開発者数3000を目標に掲げ、同社は同様のサービスで世界最大手の米Twilioと提携し、国内市場向け事業で協業していく方針を明らかにした。

 山瀬明宏社長は「エンジニアを楽にしようというコンセプトで作ってる」と話し、中小企業・個人開発者向けに「リスクのない価格」に設定した狙いを説明。「これから伸びる大きなマーケットだ」と期待している。

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