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東芝、今期は営業利益45%増・3000億円見込む

» 2012年05月08日 20時17分 公開
[ITmedia]

 東芝が5月8日発表した2012年3月期の連結決算(米国会計基準)は、営業利益が前期比14.0%減の2066億円だった。デジタルプロダクツ部門が液晶テレビを中心に落ち込んだ。

 売上高は4.7%減の6兆1003億円。社会インフラ部門が国内外で好調だったが、その他部門が円高や世界景気の減速、東日本大震災、タイ洪水の影響などで全体では減収となった。

 デジタルプロダクツ部門の売上高は13%減の1兆6640億円にとどまり、282億円の営業赤字に(前期は289億円の黒字)。円高に加え、PCの欧米での伸び悩み、液晶テレビの国内販売減などが影響した。

 税引き前利益は22.1%減の1524億円、最終利益は46.5%減の737億円だった。

 今期の業績見通しは、売上高が6兆4000億円(4.9%増)、営業利益が3000億円(45.2%増)、最終利益は135億円(83.2%増)と利益の大幅改善を見込む。デジタルプロダクツは売上高1兆7100億円、営業損益は150億円の黒字転換を見込んでいる。

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