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タブレット選びのポイントはアプリと価格 スマホと別OSでもOK――comScore調べ

» 2012年08月08日 15時00分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 購入するタブレットを選ぶ際、最も重視するのはアプリの充実度と価格――。米comScoreは8月6日(現地時間)、米国におけるタブレット購入に関する調査結果を発表した。

 この調査は、同社が毎月発表している携帯市場調査「comScore MobiLens」のタブレット版に当たるもので、「comScore TabLens」と名付けられた。3カ月ごとに6000人のタブレットユーザーを対象とした調査をまとめる。初回である今回の調査では、タブレットを米AppleのiPad、米Amazon.comのKindle Fire、Kindle Fire以外のAndroidタブレットに分類して調査した。

 アプリと価格の次にタブレット選びで重視されるのは、ブランド名とOS、その次は音楽と動画を視聴できるかで、意外なことに持っているスマートフォンと同じOSであるかどうかは5番目だった。つまり、Windows Phone端末が伸び悩んでいる米MicrosoftのWindows 8タブレット(例えば「Surface」など)にもチャンスがあるということだ。

タブレット購入動機(2012年6月、10点満点での評価)
動機 総計 iPad Androidタブレット Kindle Fire
アプリのラインアップ 7.7 8.1 7.3 7.5
価格 7.7 7.2 7.9 8.1
ブランド 7.5 8.0 7.0 7.4
OS 7.5 7.8 7.4 7.2
音楽と動画が視聴できるか 7.4 7.6 7.1 7.4
家族や友人の勧め 6.5 6.7 6.1 6.5
持っているスマートフォンと同じOS 6.4 6.6 6.3 6.1
ソーシャルネットワーク機能 6.2 6.3 6.0 6.3
小売店の販売員の勧め 5.3 5.3 5.3 5.2
13歳以上が対象。3カ月の平均値(資料:comScore TabLens)

 また、3機種の購買層を分析したところ、iPadユーザーは女性より男性が5.8ポイント多く、Kindle Fireでは逆に男性より女性が13.2ポイント多かった。Androidタブレットではほぼ同率だった。

 この他、以下のような結果を紹介している。

 comscore (資料:comScore TabLens)
  • スマートフォンユーザーの4人に1人はタブレットも利用
  • タブレットユーザーの10人に7人はゲームをする
  • 5人に3人は電子書籍を読む
  • 半数は音楽を聴く
  • 3人に1人はほぼ毎日利用する
  • 3人に2人はソーシャルネットワークを利用する
  • 4人に1人は有料動画を視聴する
  • 39%はタブレットで物品を購入する
  • タブレットで最も多く購入されるのは衣料品とアクセサリー、次が書籍、3位がチケット
  • 44%が銀行口座にアクセス
  • 36%がクレジットカードにアクセス

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