KDDIは10月2日、高齢・難聴のユーザー向けに、補聴のための機能を搭載した携帯電話「補聴機能強化ケータイ」を試作したと発表した。同日開幕した「CEATEC JAPAN 2012」(千葉・幕張メッセ)のKDDIブースで参考出展している。
従来の携帯電話より受話音量を上げたほか、聴力に合わせて音の高さを調整する機能、相手の声が小さくても大きな音で聞こえる「ダイナミックレンジ圧縮機能」を備え、ユーザーの聴力に合わせて調整できるようにした。
ディスプレイを振動させて音を伝える「スマートソニックレシーバー」を採用。耳を当てる位置を多少ずらしても音量が急激に変化しないため、耳の位置によって急に音が大きくなるといったこともないという。
同社は昨年のCEATECで、スマートソニックレシーバーを採用した「新聴覚スマートフォン」を出展。同機能を搭載したスマートフォン「URBANO PROGRESSO」と携帯電話「簡単ケータイK012」を今年5月に商品化している。
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