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「コミック配信数、日本最大級」――「ニコニコ静画」に“書店”誕生 出版124社と提携、3万冊以上配信

» 2012年10月17日 20時45分 公開
[岡田有花,ITmedia]

 ドワンゴは、無料の電子コミックを配信してきた「ニコニコ静画」(電子書籍)で10月24日から、有料の電子書籍販売を始める。124の出版社と提携し、当初から3万冊以上を配信。コミック配信数は日本最大級になるという。同サービスの公式iPhone/iPadアプリも改良し、アプリ内課金で購入できるようにする。

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 「ONE PIECE」(集英社)、「宇宙兄弟」(講談社)、「名探偵コナン」(小学館)などコミックを中心に、「図書館戦争」(角川文庫)といった小説やライトノベル、写真集をラインアップ。漫画の品ぞろえには自信を持っており、「書店で平積みしているものはだいたいある」(同社企画開発部の伴龍一郎部長)イメージという。PC版の決済は、「ニコニコポイント」で行う。

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 iOSアプリ「ニコニコ静画」(電子書籍)も“書店”としてリニューアル。「iOSアプリとしては最大のコミック蔵書がある」(伴部長)ストアになるという。App Storeで「ニコ書券」(500〜8500pt、1pt1円)を購入した上で、アプリ内課金で購入できる。アプリの中には出版各社の“公式ストア”も設置できる仕組みになっており、まずは集英社の公式ストア「ジャンプコミックス」をオープンする。

 PCで購入した書籍をiOSで閲覧したり、iOSで購入したものをPCで見たりといったことも可能だ。Androidアプリの開発は未定。

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