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Google検索のセーフサーチ設定変更でアダルト画像検索にコツが必要に

» 2012年12月13日 14時20分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Googleの米国版検索でアダルトコンテンツを検索すると、従来より“目的の画像”が探しにくくなったとして一部のユーザーの間で話題になった。Googleは米CNETに対し、アルゴリズムとセーフサーチの設定を変更したことを認めた。

 このアルゴリズム変更で、キーワードとして従来より露骨な表現を入力しないとアダルトコンテンツを表示できなくしたという。これにより、例えば多様な意味を持つ単語(dickなど)を検索した結果として意図せず不適切が画像が表示されるといったことが減る。

 従来は、不適切なコンテンツを排除するフィルタの強度を3段階に設定するようになっており(日本はまだこの設定)、「フィルタリングしない」にしておけば、例えば「おっぱい」を画像検索すると裸の女性の画像が多数表示される。

 search 1 従来のセーフサーチ設定

 米国版のセーフサーチ設定では、「露骨な結果をフィルタリングする(Filter explicit results)」という項目のチェックを入れるかいれないかの選択しかできなくなった。

 serach 2 新しいセーフサーチ設定

 これまでは、「フィルタリングしない」で例えば「boobs(おっぱい)」を検索すると日本と同様に露骨な画像が表示されたが、現在はフィルタリングを無効にしていても、表示されなくなった。より具体的に「nude boobs(裸のおっぱい)」と入力すると、下図のようなダイアログが表示され、「検索を続ける」をクリックすると画像一覧を表示できる。このダイアログは初回のみ表示されるようだ。

 search 3

 フィルタリングが有効になっている場合は、例えば「nude(ヌード)」でさえフィルタリングされてしまい、検索結果が出てこない。他のキーワードとして「bareness(裸)」を入れると、関連した画像を表示できる。

 「porno」などもフィルタリングされてしまうので、セーフサーチを有効にしていると「ポルノ産業」すら検索できない(「産業」の検索結果になる)。

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