米Nuance Communicationsは1月7日(現地時間)、モバイル向け高速入力方式「Swype」の新機能「Swype Living Language」を発表した。
Living Languageはユーザーがオプトインで参加するクラウドソーシング方式の辞書で、ユーザーが入力する新しい単語やフレーズ(流行語など)が自動的に登録され、参加ユーザーの入力予測にリアルタイムに反映される。
この機能を搭載するAndroid向けβ版が公開されている。
Swypeのβ版にはLiving Language機能とともに、「Smart Editor」機能も搭載される。これは、ユーザーが入力した文を文脈的に分析し、誤入力など変更した方がいいと判断した単語に下線を表示して変更候補の単語を表示するというものだ。
Swypeは、タッチパネルに表示されたQWERTYキーボードを一筆書きの要領でなぞる入力方式。入力予測機能により、高速な入力が可能だ。日本語にも対応し、韓国Samsung ElectronicsのGALAXYシリーズや米Hewlett-Packard(HP)のタブレットなどで採用されている。単独アプリはAndroidとSymbian向けがある。
2002年創業のSwypeは2011年に音声認識技術のNuance Communicationsに買収された。現行のSwypeにはNuanceの音声認識技術Dragonが採用されており、音声での入力も可能だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR