米広告企業Specific Media傘下のSNS、MySpaceの新バージョンが1月15日(現地時間)、オープンした。www.myspace.comを開こうとすると、new.myspace.comにリダイレクトされる。トップページには、MySpaceの出資者でもあるアーティストのジャスティン・ティンバーレイクのニューシングル「Suit & Tie」の画像が大きく表示されている。(Internet Explorerではサインインボタンが表示されない。)
Specific MediaあるいはMySpaceからはまだ正式な発表はないが、旧アカウントでログインすると、新たな利用規約とプライバシーポリシーを承認してログインすることを求められる(旧バージョンのMySpaceに戻ることも可能)。FacebookやTwitterのアカウントでログインすることも可能だ。
旧MySpaceから引き継がれるのは、登録したコンテンツだけのようだ。フレンドに登録した友達は「People」には引き継がれない(相手も新MySpaceに移行したら表示される可能性はある)。また、今のところ日本語での表示はない。
どのページに移動してもページの下に音楽プレーヤーが表示され、ここではリコメンド中の楽曲(現在はジャスティン・ティンバーレイクの新曲)やインターネットラジオの再生ができるようだ(ラジオは選択はできるが再生できなかった)。また、MySpace上の流行を表示する「Discover」ボタンで表示されるのは、主に音楽系アーティストの話題だ。音楽に強みを持つSNSという従来の強みは生かしていく方向のようだ。
2004年1月に創業したMyspaceは、SNSの先駆者。News Corp.に買収された段階の加入者数は約2000万人で、2006年6月にはユニークビジター数が5000万人を突破した。だがFacebookの台頭に押されて2008年夏をピークに減速し、デザインの変更やCEOの交代を繰り返していた。2011年6月にSpecific Mediaに買収されてからは大きな発表もなかったが、昨年9月にサービスの刷新を予告していた。
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