米Microsoftは3月16日(現地時間)、Xbox 360用コントローラー「Kinect」をWindowsで使えるようにするソフトウェア開発キット(SDK)「Kinect for Windows SDK」の最新版(バージョン1.7)を18日に公開すると発表した。
このアップデートで、人や物体をスキャンし、リアルタイムで3Dレンダリングする機能「Kinect Fusion」を追加した。Kinectのセンサーによる複数のスナップショットを合成して“正確で完全な”3Dモデルを構築できるという。
この機能は拡張現実感、3Dプリント、工業デザインなどに応用でき、例えば顧客の体をスキャンしてバーチャルな試着体験を提供するサービスなどに生かせるとしている。
また、「Kinect Interactions」で、人の自然なジェスチャーでアプリを操作する機能を追加した。例えば、手を前に押し出すジェスチャーでボタンを押したり、手を握ることでパンすることができる。また、複数ユーザーによるアプリの利用にも対応させた。
コードサンプルも含む新SDKは、米国の18日に開発者向けサイトからダウンロードできる(本稿執筆現在の日本時間の18日午前9時にはまだ公開されていない)。
Kinect for Windowsは日本語にも対応しており、開発者はWindows 7およびWindows 8向けの商用アプリを構築できる。
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