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Facebook Homeは2年前に発表したPeople Hubと同じ、とMicrosoft幹部

» 2013年04月08日 06時30分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 「Facebook Homeの関連記事を読んでいて、何度か日付を確認してしまった。(中略)なぜなら、プレゼンの内容が、2年前のWindows Phoneの立ち上げイベントのものと驚くほど似ていたからだ」──。米Microsoftの広報担当副社長、フランク・ショー氏は4月5日(現地時間)、公式ブログでこう語った。

 home Facebook Homeのカバーフィード上にお知らせが表示された画面

 Facebook Homeは、米Facebookが4月4日に発表したAndroid向けスキン。発表イベントでマーク・ザッカーバーグCEOは何度も「アプリではなく、人」を中心にしたインタフェースを提供するのがFacebook Homeの目的だと強調した。Facebook Homeをインストールした端末では、起動するとロック画面に友達の投稿が表示され、ホーム画面には友達のアクティビティの「お知らせ」が表示される。

 ショー氏は、2011年にリリースしたWindows 7.5(コードネーム:Mango)の基本コンセプトは「Put People First(人が第一)」で、それを「People Hub」で実現したという。例えば、スタート画面に友達の連絡先を追加すれば、ライブタイルにその友達の新着更新情報やメッセージが表示される。Facebook、Twitter、LinkedIn、Skypeの連絡先を統合しておけば、それぞれのアクティビティすべてをスタート画面で確認できる。

 people People Hub

 ショー氏は、Facebookが混沌としたAndroidプラットフォーム上にスキンを構築することで“人が第一”のコンセプトをAndroidユーザーに提供しようとしたことには喝采を送るが、「本物の“人が第一”の体験を享受するには単にWindows Phoneに乗り換えればいいと、謹んで申し上げる」と語った。

 Microsoftは2007年にFacebookに2億4000万ドル出資しており、両者はBingでのFacebookデータの利用やFacebookでのBing採用などで提携している。だが、FacebookはMicrosoftのモバイルOS、Windows Phone向けの公式アプリを提供していない(Windows Phone向けのFacebookアプリの発行元はMicrosoft)。

変更履歴:本文中、Windows Phone向け公式Facebookアプリがあるとしていましたが、発行元がMicrosoftのため、修正しました。[2013/4/8 7:50]



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