ITmedia NEWS > 速報 >

Facebook、HTTPS接続を全ユーザーでデフォルト設定に

» 2013年08月01日 13時55分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Facebookは7月31日(現地時間)、2年前からオプションで提供してきたHTTPS接続を、全ユーザーのデフォルト設定にしたと発表した。

 HTTPSは暗号を使ってインターネットトラフィックを保護するもので、Transport Layer Security(TLS)プロトコルを使用する。米Googleの検索は2011年10月から、米Twitterは2012年2月から、HTTPS接続がデフォルト設定になっている。

 Facebookでは、この2年間でユーザーの約3分の1以上がHTTPSオプションを有効にしていたという。同日からwww.facebook.comへのトラフィックのすべてと、モバイルサイト(m.facebook.com)へのトラフィックの80%がHTTPS経由になったという。AndroidおよびiOS向け公式Facebookアプリは以前からHTTPS接続がデフォルトになっている。

 https

 デフォルト設定への移行に当っては、読み込みスピードなどのパフォーマンスが落ちることがないよう、インフラのアップグレードを含むシステムの改善を行ったとしている。

 Facebookはサービスのさらなる安全強化のため、年内にSSLサービスの鍵を2048ビットキーへアップグレードする他、楕円曲線暗号やCAによるピンニングなどを採用する計画という。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.