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ビル・ゲイツ氏、「Ctrl+Alt+Del」は失敗だったと認める

» 2013年09月27日 11時29分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 「(Ctrl+Alt+Delは)失敗だった」──。米Microsoftのビル・ゲイツ会長が、ついにこう認めた。ゲイツ氏の母校であるハーバード大学が9月21日(現地時間)に開催したイベントで、同校卒業生である米Carlyleの共同創設者、デビッド・ルビンシュタイン氏との対談でのことだ。

 ハーバード大学が公式YouTubeで公開したこの対談の16分目当たりで、ルビンシュタイン氏が「なぜWindowsのログインのためにCtrl+Alt+Delと3本も指を使わなければならないんですか? これは誰の考え?」とジェスチャー付きで質問すると、会場からは笑いが起きた。

 gate デビッド・ルビンシュタイン氏(左)に問い詰められるビル・ゲイツ氏(右)

 ゲイツ氏は、「ログインには(セキュリティ上)ハードウェアに非常に近いレベルの命令を出す必要があるんです。(中略)そのためのボタンを1つキーボードに付けられればよかったのですが、(当時の)IBMのキーボード設計者がMicrosoftのためにそういうボタンを付けたがらなかったのです」と語った後、「それは失敗だった(It was a mistake)」と苦笑いした。

変更履歴:当初「再起動」(MS-DOSやWindows 3.0以前の割当)としていましたが、実際には「turn on my software」と言っており、「ログイン」(Windows NTでの割当)を指していました。お詫びして訂正します。[2013/9/27 23:00]



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