米Appleは10月14日(現地時間)、リテール&オンラインストア担当上級副社長として英BurberryのCEO、アンジェラ・アーレンツ氏(53)を指名したと発表した。同氏は来年半ばまでにBerberryを辞め、Apple入りする見込みだ。
Appleのリテール関連統括者の座は、昨年10月にリテール担当上級副社長のジョン・ブロウェット氏が退いた後ずっと空いており、リテールチームはティム・クックCEOの直属になっていた。
アーレンツ氏はクックCEOの直属になり、直営店およびオンラインショップのApple Storeを統括する。
アーレンツ氏は発表文で「来年Appleに加わり、新たな役職に就くことを光栄に思う。そして、Appleの顧客体験をさらに豊かにするために世界のリテールチームと働けることをとても楽しみにしている」と語った。
アーレンツ氏は1989年にDonna Karanの社長に就任した後、ファッション関連企業の幹部を歴任。Burberryには2006年1月に入社し、同年7月にCEOに就任した。
同日、Burberryはアーレンツ氏が2014年半ばまでに退任し、後任にはクリストファー・ベイリーCCO(最高クリエイティブ責任者が指名されたと発表した。
Appleは7月には、仏ファッションブランドYves Saint Laurent(イヴ・サンローラン)の前CEO、ポール・ドヌーブ氏を“特別プロジェクト”のために採用している。
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