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ソーシャル予約投稿ツールのBufferに不正侵入 ユーザーにスパム削除の呼び掛け

» 2013年10月27日 06時51分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 FacebookやTwitterなど、複数のSNSに時間指定で投稿できるツール「Buffer」を手掛ける米Bufferは10月25日(現地時間)、不正侵入されたため、サービスを停止したと発表した。ユーザーには、対策方法を説明した謝罪メールが送られている。まだ原因解明中となっており、本稿執筆現在サービスは停止されたままで、Bufferに入れた投稿は自動投稿されない。

 メールによると、すべてのユーザーが影響を受けたわけではないが、Bufferを経由している投稿先にスパムが投稿されていないか確認し、もしあれば削除するよう推奨している。同社はこの件に関する最新情報を公式Twitter公式Facebookページで更新している。

 Facebookへの過去の投稿も一時すべて非表示になっていたが、日本時間の午前6時ごろ復活した。Facebookに新たなスパムが投稿されることはないという。ただし、過去に投稿されたスパムも復活したことになるので、再確認が必要だ。

 同サービスの総ユーザー数(9月時点)は105万人、DAU(1日当たりの実際にサービスを利用したユーザー数)は3万人。

 buffer BufferはFacebook、Twitter、LinkedIn、Google+、App.netに指定した時間にあらかじめ用意しておいたメッセージを投稿できる

【UPDATE】同社は日本時間の午後2時の情報更新で、すべての投稿が機能するようになったことを発表した。

 同社は「投稿されるすべてのソーシャルメッセージの管理に関するセキュリティを強化し、すべては正常に戻りました。現在はモバイルアプリからではなく、http://bufferapp.comからBufferのアカウントでログインしてください」としている。

 Facebookでは、停止中に投稿を予約していたメッセージは「failed」として再表示されるので、リトライすれば投稿できるという。

 Twitterの場合は、投稿を再開するにはアカウントを再接続する必要がある。公式ブログに再接続の方法が図解されている。

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