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ソニー、A4相当13.3インチ電子ペーパーを商品化 書類・教材などのデジタル化支援

» 2013年11月07日 13時57分 公開
[ITmedia]

 ソニーは11月7日、A4サイズ相当となる13.3インチの電子ペーパー端末「DPT-S1」を商品化し、12月3日に発売すると発表した。企業や教育機関向けで、書類や教材などをデジタル化することで生産性や学習効果の向上を支援するとしている。

photo 13.3インチ電子ペーパー端末
photo 今年5月に展示した試作機

 13.3インチ(1200×1600ドット)のフレキシブル電子ペーパーに電磁誘導式ペン入力対応タッチパネルを組み合わせた端末。約4Gバイトの内蔵ストレージ(ユーザー領域は約2.8Gバイト)とmicroSDカードスロットを備え、PDFの表示(グレースケール16階調)が可能。内蔵リチウムイオン充電池で、無線LANオフ時で最長3週間/音時で最長2週間の駆動(ページめくり数約2万4000)が可能としている。

 サイズは約233(幅)×310(高さ)×6.8(奥行き)ミリ、重さ約358グラム(バッテリー含む)と、同サイズの電子ペーパー端末としては世界最小・最軽量という。

 実売予想価格は9万8000円前後。システム構成やソリューションの組み合わせなどで実際の価格は異なるとしている。

photo 「デジタルペーパー授業支援ソリューション」のイメージ

 細かい文字を紙文書と同様にくっきりと同じレイアウトで閲覧できる上、ペンによる滑らかな書き込みやタッチ操作も可能な点が特徴。ソニーは企業向けに、紙資料をデジタル化することで会議の効率を向上するソリューションと、教材やレポート・テストなどをデジタル化する大学向けソリューションを展開する。

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