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Microsoft、SurfaceやXboxが好調で過去最高の売上高

» 2014年01月24日 07時32分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Microsoftが1月2日(現地時間)に発表した2014年第2四半期(10〜12月期)決算は、売上高が14.3%増の245億1900万ドル、純利益は2.8%増の65億5800万ドル(1株当たり78セント)だった。ホリデーシーズンの「Surface」や「Xbox One」の売り上げが好調で、売上高は四半期としては過去最高を記録した。営業利益は2.5%増の79億6900万ドル。

 Surfaceシリーズの売上高は前期の2倍以上の8億9300万ドルだった。Xboxシリーズ(Xbox OneとXbox 360)の販売台数は740万台で、Xbox Oneは390万台だった。

 売上高を部門別にみると、コンシューマー向けWindowsおよびOfficeのライセンス、SurfaceやXboxなどのハードウェア、BingやXbox LIVEなどのオンラインサービスを扱うデバイス&コンシューマー(D&C)部門の売上高は前年同期比13%増の119億1000万ドル。コンシューマー向けWindowsの売上高は3%減の53億8400万ドルだった。SurfaceとXboxの売り上げは上記の通りで、ハードウェアの売上高は68%増の47億2900万ドル。Bingによる検索広告の売上高は34%増加した。

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 企業向けのOfficeやサーバ製品を扱うコマーシャル部門の売上高は10%増の126億7000万ドル。SQL ServerとSystem Centerの売上高は2桁台の増加だったという。Office 365とAzureのユーザーは3桁成長だったという。

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 業績発表後の電話会見は前期に続いてスティーブ・バルマーCEOは参加せず、エイミー・フードCFO(最高財務責任者)とIR担当ジェネラルマネジャーのクリス・ス氏が行った。

 電話会見では、次期CEOについても、Nokiaのハードウェア部門買収後の計画についても、具体的な言及はなかった。Microsoftは買収手続きを1〜3月期に完了する見込みで、同部門が業績に反映されるのは第4四半期(4〜6月)からになる。

 Nokiaは同日の業績発表で、ハードウェア部門の売上高は前年同期比29%減の26億3000万ユーロ、純損失は1億9800万ユーロだったと発表した。

 今後の見通しとして、フードCFOは電話会見で、第3四半期のD&C部門のライセンスの売上高を41億〜43億ドル、D&Cのハードウェアの売上高を19億〜20億ドル、企業向け部門であるコマーシャル部門のライセンスの売上高を104億〜106億ドル、コマーシャル部門のその他の売上高を約18億ドルと予測した。

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