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「Flappy Birdには中毒性がありすぎた」──開発者が削除理由を説明

» 2014年02月12日 12時11分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 「Flappy Birdはリラックスした時間の暇つぶしのために作ったのに、中毒性のあるゲームになってしまった」──。モバイルゲームとして人気を博した「Flappy Bird」を2月9日にアプリストアから削除した同ゲームの開発者、ドン・ニュウィン氏が米Forbesのインタビューに答えてこう語った。

 同氏は多数のメディアからインタビューを申し込まれていたが、Forbesのベトナムの記者、ラン・アン・ニュウィン氏にのみ応じ、写真を撮影しないことを条件にハノイのホテルでベトナム語でのインタビューに応じた。

 同氏は「このゲームが中毒性のあるものになってしまったことは問題だと思った。この問題を解決するにはゲームを削除するのが最善だと思った。二度と復活させない」と語った。

 29歳のニュウィン氏は、このゲームを2〜3日で開発したという。削除したのは、このゲームのせいで「自分の生活が以前ほど快適ではなくなっただけでなく、ゲームが悪いものだと思った」からだという。

 ニュウィン記者によると、同氏は非常に疲れた様子で、45分間のインタビューの間、立て続けにタバコを吸っていたという。

 同氏はまた、このゲームが任天堂の「マリオブラザーズ」に似ており、法的な問題で削除したのではないかといううわさをあらためて否定した。

 Flappy Birdは削除されたものの、類似ゲームは多数公開されている。ニュウィン氏はこうした類似ゲームを訴えるつもりはないという。

 今後については、Flappy Birdの成功で自信がついたし、やりたいことができるようになったので、今後もゲーム開発を続けると語った。同氏はこの無料ゲームからの広告収入で「確認はしていないが大金」を獲得したとしている。

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