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「パズドラ」2周年で「パズドラW」に進化 パズルに特化した新ゲーム追加

» 2014年02月20日 17時16分 公開
[山崎春奈,ITmedia]
photo 「パズドラW」の開発中画面

 ガンホー・オンライン・エンターテイメントは2月20日、今年春にスマホ向けRPG「パズル&ドラゴンズ」に新ゲームを追加し、1つのアプリで2つのゲームを遊べる「パズドラW」にアップデートすると発表した。

 2周年を迎えた同ゲームは、1月末に2400万ダウンロードを突破。昨年末に発売したニンテンドー3DS版「パズドラZ」も130万本以上を売り上げるなど、スマホとゲーム専用機の両方でヒットしている。

 今春の大型アップデートで、1つのアプリで2つのゲームを遊べる「パズドラW」に進化する。これまでのダンジョン型パズルRPGを残しながら、パズル部分だけに特化して遊べるモードを追加する。通常バージョンと異なるタイムアタック形式で、アバターの組み合わせによって進行に有利になるなど、独自のゲーム性を取り入れた。本編と別に単体でもプレイできる。

 山本大介プロデューサーは「普段ゲームを遊ばない、RPG要素を難しく感じる人にも楽しんでもらえるように」と理由を説明する。

 昨年5月に実施した「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」とのコラボを24日から3月9日まで再実施することも発表した。新たなコラボキャラクターや究極進化が加わり、パワーアップ。「復活を求むユーザーの声がかなり多かった、期待に応えられるはず」と山本プロデューサーも自信を見せる。

photo ヱヴァコラボプレイ画面と新キャラ「ミサト&AAAヴンダー」(C)カラー (C)GungHo Online Entertainment, Inc. All Rights Reserved.

 今春の提供を目指し、スクウェア・エニックスと共同で開発中のアーケードゲーム「パズドラバトルトーナメント ―ラズール王国とマドロミドラゴン―」の最新情報も公開した。全国のプレイヤーとオンラインで通信し、最大16人のトーナメント戦で戦う。お馴染みのモンスターたちのアクションシーンがこだわりだ。

photo 「パズドラバトルトーナメント」

 キャラクターデザインは「ファイナルファンタジー」「キングダムハーツ」などを手がける野村哲也さん、音楽はスマホ版から引き続き担当する伊藤賢治さんと田中公平さん、ストーリーは「バカとテストと召喚獣」の作者・井上堅二さんなどの製作陣が集結し、「スクエニ色強め」。昨年12月に3店舗で3日間ずつ行われたロケーションテストには小学生からビジネスマンまで幅広い年代が集まり、ゲームセンターを訪れる客層を広げられる手応えを感じたという。全国のプレイヤーと直接対戦できるリアルタイム性、フルオーケストラでの収録楽曲など、スマホ版とは違ったパズドラ体験を提供する。

 森下一喜社長は「2周年を迎えられて安心しているが、まだまだ足はゆるめない。3周年はもちろん、10周年も祝えるよう、ユーザーのみなさんの声を聞きながらさらによいサービスを作っていきたい。今でも街中でパズドラで遊んでいる人を見かけるとうれしくてつい話しかけたくなってしまう。もし出会った時は、怪しい人ではないのでぜひ話を聞かせてください」と笑顔で話した。

photo 森下一喜社長(左)と山本大介プロデューサー。中央は2周年記念の「たまドラ」ケーキ

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