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4Kタブレットでオンライン校正支援、DNPが開発 紙と同等の表示

» 2014年07月03日 20時19分 公開
[ITmedia]

 大日本印刷(DNP)は7月3日、4K表示対応タブレットを活用し、印刷物の校正作業をオンラインで行えるようにするシステムを開発し、8月から提供すると発表した。4K表示により、印刷用データを使って紙と同等の表示で校正作業が行えるという。

photo システムのイメージ

 ほぼA3サイズを表示できるパナソニックの「タフパッド4K」を使い、印刷物の各ページのDTPデータを確認できるシステム。4Kタブレットの採用で細かい文字や図版なども見やすく、校正が容易という。また同社独自のカラーマネジメントシステムに対応し、で印刷物と同等の色調再現が可能になっており、画面上で色校正をすることもできるという。

photo

 修正指示はタッチペンで書き込める。修正前と修正後の状態を画面上で比較できるため、修正もれの防止にもつながるという。

photo 修正前後を比較できる

 同社は従来から、DTPデータをネットワーク経由でPC上から校正できるシステムを提供しているが、一般のPCディスプレイは解像度が低く、細かな文字や図版は拡大する必要があった上、色調が再現できないため試し刷りして確認する必要があった。

 クラウド型サービスとして提供し、2017年度までに累計5億円の売り上げを目指す。

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