米Yahoo!は7月21日(現地時間)、米モバイル分析のFlurryを買収することで合意に達したと発表した。買収総額などの詳細は公表されていないが、米New York Timesによると、3億ドル前後という。
Flurryは2005年創業のサンフランシスコに拠点を置く非公開企業。モバイルアプリ開発者向けの分析ツールやアプリ内広告ツールを提供している。150カ国以上の約17万の開発者がFlury Analyticsを利用し、グリー、セガ、英Guardianなど8000のパブリッシャーがFlurryのツールで収益を得ているという。また、モバイル分析に基づく調査結果を定期的に発表している。
Flurryは、買収完了後も現行のサービスの提供を継続する。Yahoo!のバックアップにより、従来よりもサービスを強化していくとしている。
Yahoo!は米Googleや米Facebook、米Microsoftと同様に、モバイルへのシフトにフォーカスしている。同社が先週発表した第2四半期の業績によると、同社サービスのモバイルからの月間アクティブユーザー数は前年同期比36%増の4億5000万人で、モバイルのディスプレイ広告および検索広告からの売上高はそれぞれ前年の2倍以上だったという。
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