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» 2014年09月01日 12時46分 UPDATE

ALS罹病の暗号化研究者ハル・フィニー氏が死去、遺体は冷凍保存

PGPやビットコインに貢献したことで知られる暗号研究者、ハル・フィニー氏が死去した。現在は治療法のないALSに罹病していた同氏の遺体は未来の治療に向けて冷凍保存された。

[佐藤由紀子,ITmedia]

 PGPやビットコインに貢献した暗号化研究者、ハル・フィニー氏が8月28日、死去した。58歳だった。

 同氏は暗号化ソリューション「PGP(Pretty Good Privacy)」の立ち上げメンバーとして、また、ビットコインの擁護者、(開発者のサトシ・ナカモト氏を除く)最初のユーザーとして知られる。

 フィニー氏は2013年3月のBitcoin Forumへの投稿で、2009年にALS(筋萎縮性側索硬化症)に罹病したことを明らかにし、投稿段階には全身が麻痺しているがアイトラッキングシステムでコミュニケーションができ、「ALSではあるが、非常に満足できる人生だ」と記していた。

 finney アルコー延命財団の遺体保存器

 フィニー氏の友人でエクストロピー研究所創業者のマックス・モア氏は同日、フィニー氏の遺体は死亡確認後、アルコー延命財団のチームによって冷凍保存されたと発表した。フィニー氏は生前、人体冷凍術の発展に貢献するため、自身の冷凍保存について公表するよう希望していたという。

 同氏の遺体はマイナス196度(摂氏)で、ALSの治療法が確立される未来まで保存される見込みだ。

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