ニュース
» 2014年09月26日 11時02分 UPDATE

DHL、ドローン輸送の実地テストを北海ユイスト島で開始へ

独運輸大手のDHLが、AmazonやGoogleより先にドローン輸送の実地テストを開始する。北海沖のユイスト島に医療物資などを完全自動操縦で送り届ける。

[佐藤由紀子,ITmedia]

 世界運輸大手の独DHLは9月24日(現地時間)、ドローン(無人航空機)による貨物輸送の実地テストを開始すると発表した。

 copter 1

 この実地テストは昨年12月から同社がアーヘン工科大学と独Microdronesと共同で取り組んでいるドローン輸送プロジェクトの一環。クアッドコプタータイプのドローンで、北海沖にある人口約2000人のユイスト島に医療用の薬などを輸送する。

 copter 2

 米Amazon.comのプロジェクトのように顧客の家の玄関先に届けるのではなく、ユイスト島に設置した専用ポートまでPacketcopterで運んだ荷物をDHLのトラックで顧客に届ける。ユイスト島への現在の輸送手段はフェリーと飛行機の定期便のみだが、Packetcopterであれば緊急輸送に対応できるとしている。

 Packetcopterは1回の充電で約45分飛行できる。速度は時速12キロ。防水されており、雨や雪にも耐えるという。輸送できる貨物の重さは1.2キロまで。Packetcopter自体の重さは5キロ以下だ。

 完全に自動で飛行できるが、常に監視していつでもリモートマニュアル操縦に切り替えられるようになっている。

 copter 3
 copter 4

 独政府当局は、Packetcopterのユイスト島およびノーデン市、ワッデン海国立公園上空での飛行を許可した。

 DHLはドローン輸送プロジェクトはまだリサーチ段階であり、具体的なサービス提供計画は当面ないとしている。

 ドローン輸送は、米Amazon.comや米Googleもテスト中だ。米国では商用ドローンの本土上での実験は認可されていない。

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

Loading

ピックアップコンテンツ

- PR -