米Amazon.comのジェフ・ベゾスCEOが昨年8月に個人で買収した米老舗新聞社Wathington Postが、Kindle他のモバイル端末向けの公式アプリを準備中と、米Business Insiderが10月6日(現地時間)、この件に詳しい情報筋の話として伝えた。
Wathington Postはここ数カ月、同紙のコンテンツをキュレーションし、電子雑誌風に提供するアプリを開発しているという。このアプリは、今秋登場予定のAmazonの次期Kindle Fireタブレットにプリインストールされると情報筋は語った。
アプリはKindleのタブレットだけでなく、iOSおよびAndroid版にもリリースされるとみられる。いずれもアプリは無料で、コンテンツは月額のサブスクリプション料を支払って読むことになる。
ベゾス氏はWashington Postを2億5000万ドルで買収すると発表した際、同メディアをオーナーである自分の私益に使うことはせず、インターネットがもたらした変化に同メディアを対応させるための改革を進めていくと語った。
情報筋によると、「Project Rainbow」と呼ばれる公式アプリ開発は、Washington Postの購読者増加を目指すベゾス氏の取り組みの一環という。
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