米Appleが9月9日(現地時間)、新iPhoneの発表に合わせて無料先行配信を開始したU2のニューアルバム「Songs of Innocence」のダウンロード数が2600万回を超えたと、同社でiTunes Storeを統括するエディ・キュー上級副社長が米Billboardに語った。同メディアが10月9日に報じた。
キュー氏によると、同アルバムをiTunes、iTunes Radio、Beats Musicでストリーミングしたユーザーは8100万人。同氏は2003年のiTunes Storeスタートから同アルバムリリース前までのU2のアルバム販売の累計は1400万だったと説明した。
Appleは現在世界で約5億人に上るiTunesユーザーに同アルバムを無料でストリーミング/ダウンロードする権利を提供した。権利を手にしたユーザーの約16%がストリーミングし、約5%が実際にダウンロードしたことになる。
このキャンペーンでは、iTunesの設定を「自動的にダウンロード」にしているユーザーの端末には自動的にダウンロードされるようになっているため、「無料でも欲しくない」という苦情が殺到するという一幕もあった。Appleはこれを受け、アルバムを削除する方法を提供した。
同アルバムを無料でダウンロードできるのは13日まで。それ以降は有料になる。
なお、14日に発売予定の同アルバムのデラックス版CDは、iTunes版には入っていないボーナストラック10曲と16ページのブックレット2冊入りで価格は19.99ドルだ。
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