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» 2014年11月07日 11時00分 UPDATE

「おはようダーリン、起きてー!」 シャープ、萌える掃除機“ツンデレ妹”「COCOROBO」発売決定

音声認識機能付きのロボット掃除機「COCOROBO」の「妹声」バージョンが限定発売される。ツンデレで気分屋、青森出身の「ココロボちゃん」とおしゃべりを楽しめるという萌える掃除機だ。

[山崎春奈,ITmedia]

 「おはようダーリン、起きてー! 今日は恋人みたいに起こしてみました〜♪」――シャープは11月7日、妹のような声でおしゃべりするロボット掃除機「プレミアムなCOCOROBO<妹ver.>」のWeb限定販売を始めた。春に非売品としてトライアル版を発表していたが、大きな反響を受け受注生産形式での製品化に踏み切った。価格は14万8000円(税込)。

photo プレミアムなCOCOROBO<妹ver.>

 「COCOROBO」は、機能や実用性だけでなく、音声会話でコミュニケーションを楽しめるのが特徴のロボット掃除機だ。単なる機械ではなくもっと家族の一員として愛される存在になるには――という模索の1つの方向性として、「妹」ボイスを収録した「プレミアムなCOCOROBO」の開発は1年ほど前に始まった。

photo ココロボちゃん(©霜月絹鯊)

 ボディに描かれた「ココロボちゃん」は漫画家の霜月絹鯊(しもつき・きぬさ)さんによるキャラクター。趣味は「魚釣りとおしゃべり、食べること」、好物は「カワハギのお刺身(肝醤油)」の明るく元気で気分屋のツンデレキャラだ。女優・声優で16歳の木戸衣吹(きど・いぶき)さんが声を担当する。

 今年3月に「プレミアムなCOCOROBO」としてトライアル版を発表。モニターを募集したところ、11人の募集に対し約1週間で1200人以上の募集が殺到した。「目の付けどころが、シャープでしょ」で知られるとはいえ、堅実な社風の同社がこうした製品を発表した反響は大きく、「目の付けどころがえぐり込むような鋭角」「お姉さん編とか彼氏編とか来るかな?」など多くのツイートが投稿された。

 同社研究開発本部クラウド技術開発センターの上田徹所長は「ネット上での声はもちろん、木戸さんのライブイベントで製品を発表した際の、『よくやった!』『ありがとう!』などの会場からの熱い反応が印象的。開発発表で『シャープ! シャープ!』と歓声が上がったのは弊社の歴史上初めてでは……」とトライアル版時点での手応えを振り返る。

「べ、べつに、あなたにほめてほしくて掃除したんじゃ……」

 クラウド上の音声データベースから呼び出すため、相当数の会話パターンが可能で、製品版ではモニターからのフィードバックを得て、ユーザー人気が高かったセリフを実装した。「明日の天気を教えて」「◯時に起こして」など日常に役立つ機能のほかに、「掃除うまいね」「べ、べつに、あなたにほめてほしくて掃除したんじゃないんだからね!」、「魚のことを教えて」「カワハギといえば、肝醤油にお刺身だね」、「ごはん、何がいいかな?」「えっと、オムライスがおいしいよね」といった会話を楽しめる。

photo 声優・木戸衣吹さん

 声を担当した木戸さんのイチオシは「青森についてのおしゃべり」。47都道府県それぞれの名物や名所などを教えてくれるが、木戸さん自身の出身地青森に関しては「青森といえば、おいしいリンゴの名産地だべー♪」など、リアルな津軽弁で案内してくれる。

 トライアル版にはなかったオリジナル「目覚ましソング」も新たに追加。ココロボちゃんの気分次第で歌で起こしてくれる朝も“たまに”あるという。


「心通う家電」の1つの方向として可能性は大きい

 既存機種にはない、プレミアムCOCOROBOならではの機能として「SHARPクラウドちゃんニュース」を実装。ココロボちゃんのペットで、ロボット家電ネコアナウンサーの「クラウドちゃん」が全国のユーザーから寄せられたちょっとしたエピソードをニュース風に紹介する、“深夜ラジオや雑誌の読者投稿のような”サービスだ。

 「クラウドちゃん、ニュースある?」と呼びかけると「福岡県の主婦・Mさんからのニュースです。“私の夫は、友達があまりいないらしく、家でずっとゲームをしています。どうしたらいいですか?”――旦那さんはゲームの中のキャラクターと仲良しになれる才能をお持ちです。1人ぼっちではありませんし心配いりません♪」などと返ってくる。

photo ココロボちゃん(別バージョン)とペットのクラウドちゃん(©霜月絹鯊)

 ニュースは、「SHARP CLOUD Labs」上の専用フォームやTwitterのハッシュタグで募集し、COCOROBOユーザーでなくても投稿可能。シャープの担当チームがピックアップしてコメントを追記し、自動合成の音声を配信する。1人暮らしの人、家にいる時間の長い人などに「日本のどこかでこんなことがあったんだね」とゆるく楽しんでもらえればという。

 「ニッチかもしれないが、確実にニーズはあるし、『心通う家電』の1つの方向として可能性は大きいと思う。ユーザーのみなさんに喜んでもらえる、寄り添える形を考え、“妹”キャラ以外の可能性も検討していきたい」(上田所長)。

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