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Kickstarter、決済システムをAmazonからStripeに移行

» 2015年01月07日 15時26分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米クラウドファンディングサイトKickstarterは1月7日(現地時間)、クリエイターおよび支援者のための決済システムを、従来の米Amazon.comの「Amazon Payments」から米新興企業Stripeのサービスに移行すると発表した。来週から新システムに切り替わる見込み。

 Kicksterterはサービスの立ち上げ前からAmazon Paymentsを使ってきたが「Amazonが昨年、決済製品の終了を決定したため」代替サービスを検討した結果、Stripeに決めたとしている。AmazonのWebサイトでは現在もAmazon Paymentsのサービスが続いており、いつ終了するのか、あるいは契約条件が変更になったのかは不明だ。

 新システムでは、従来数日かかったクリエイターの手続きが数分で終了し、支援者もKickstarter内で決済を済ませられるようになるなど、かなり便利になる。

 stripe 支援者の寄付画面

 決済システムの手数料などは従来と変わらない。

 Stripeは2010年創業のサンフランシスコに拠点を置く非公開企業。“Pay Palマフィア”のイーロン・マスク氏やピーター・シール氏、米大手VCのSequoia Capitalなどが支援する注目のオンライン決済サービス企業だ。Apple、The Guardian、Twitterなどが同社の技術を採用しており、Pay Palを差し置いてApple Payとの統合プラットフォームに選ばれたことでも注目を集めた。

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