「スター・トレック」のミスター・スポック役で人気を博した俳優、レナード・ニモイ氏が2月27日(現地時間)に肺疾患により死去した。83歳だった。
現在、同氏の公式Twitterアカウントを管理している孫のダニー・ニモイ氏によると、27日の午前8時40分に長年患っていた慢性閉塞性肺疾患(COPD)で亡くなったという。
ニモイ氏は1966年からテレビ放送が始まったSFドラマ「スター・トレック」シリーズで、ヴァルカン人と人間のハーフのエンタープライズ号技術主任兼副長であるスポックを演じた。沈着冷静で「船長、それは非論理的です」が口癖。ニモイ氏はテレビドラマと8本の映画版にスポック役で出演した。
同氏は2010年4月にTwitterを使い始め、2014年に「30年前にタバコをやめたがCOPDになってしまった。タバコはやめよう」とツイートしていた。同氏のツイートは必ずヴァルカン式挨拶であるLLAP(長寿と繁栄を)で結ばれていた。
本人による最後の投稿とみられるツイートは2月23日で、「人生は庭のようだ。完全な瞬間はあるが、思い出の中でしかその瞬間を保てない。LLAP」というものだった。
スター・トレックで共演したカーク船長役のウィリアム・シャトナー、ヒカル・スールー役のジョージ・タケイ、NASA、米連邦政府などがTwitterで同氏の死を悼んでいる。オバマ大統領は米連邦政府の公式サイトでも哀悼のメッセージを発表している。
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