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Apple Watch、日本や米国で4月24日発売 100万円超える超高級モデルも

» 2015年03月10日 03時34分 公開
[ITmedia]

 米Appleは3月9日(現地時間)、スマートウォッチ「Apple Watch」の詳細を発表した。米国や日本で4月24日に発売する。予約は4月10日に開始する。ティム・クックCEOは「Appleのデバイスとしては最もパーソナライズされたものだ」と述べた。

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 3モデルをラインアップし、標準の「Apple Watch」はステンレス(シルバー、スペースブラック)のケースにサファイアガラス、「Apple Watch SPORT」は酸化皮膜処理のアルミニウム(シルバー、スペースグレイ)のケースにIon-Xガラス、カラフルで耐久性の高いバンド、高級モデル「Apple Watch Edition」は18金(イエロー、ローズ)のケースにサファイアガラス、洗練されたバンドとバックルを備える。

 ケースサイズは38ミリと42ミリ。普通の使用で1日18時間のバッテリー駆動が可能という。

 国内価格は、Apple Watch(20モデル)が6万6800円〜12万6800円(税別)、Apple Watch Sport(10モデル)は4万2800円〜4万8800円(税別)、Apple Watch Edition(8モデル)は128万円〜218万円(税別)。

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photo Apple Watchは20モデル。ケースやバックルのステンレスは硬度が最大80%高くなるという冷間鍛造プロセスを採用している。表面はサファイアガラス
photo Apple Watch Sportは10モデル。ケースのアルミは競技用自転車に使われているものと同じ素材を改良し、一般的なアルミより60%強度が高くものになっているという。表面の「Ion-Xガラス」は通常のガラスの5倍の強度があり、「分子レベルまで硬化されている」という
photophoto 超高級モデル「Apple Watch Edition」。標準的な金と比べ最大2倍の硬度を持つ合金を新開発したという

 表面にサファイアガラス(SportはIon-Xガラス)を採用した圧力感知型タッチ対応Retinaディスプレイを採用。専用OSを搭載し、メールの通知などiPhoneと連係する各種機能に加え、Apple Watchから電話したり、iPhoneカメラのファインダーとして使ったり、音楽再生機能を操作したり、Siriの利用や、iPhoneのGPS機能と無線LANを使って移動距離の把握や地図を表示するといったことが可能になっている。iTunesやApple TVのリモコン操作なども可能だ。

 iPhoneと連係し、世界標準時との誤差を0.05秒にとどめるという正確な時刻表示を行う。文字盤デザインはクロノグラフやデジタル表示などさまざまなデザインから選ぶことができ、アラームやカレンダー、株価、月の満ち欠けなどを選んで数百万通りのカスタマイズが可能という。

 背面に備えた赤外線/可視光LEDライトと光センサーでユーザーの心拍を計測するほか、加速度センサーとiPhoneを組み合わせ、さまざまな身体運動を測定。健康管理アプリに蓄積してチェックできる。

 左側面に装備したクラウン(リューズ)はiPodのクリックホイールのように本体の操作に使用する。「Taptic Engine」と呼ぶリニアアクチュエータを搭載し、手首を「軽く叩く」など、触覚に訴える通知を行う。タッチパネルをタップすると、別のユーザーにタッチを触覚で伝える、といったコミュニケーション機能も持つ。

 発表会では、InstagramやUberのアプリを使ったデモが行われた。Nikeのランニングアプリや、TwitterやEvernote、Salesforceなどの専用アプリも用意されている。

photo センサーを活用し、動いたり立ったりというユーザーのアクティビティを計測する
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photo アクティビティのサマリーを報告してくれる
photo 天気などを確認
photo Siriを使って音声で呼び出すこともできる
photo Apple Payによる支払いができる
photo Instagramアプリ
photo Uberアプリではハイヤーの呼び出しができるようだ
photo 対応ホテルではルームキーとして使える

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