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シャープ本社ビル、ニトリなどに売却決定 合計188億円、来年3月に

» 2015年09月29日 12時31分 公開
[ITmedia]

 シャープは9月28日、大阪市阿倍野区の本社ビルを家具量販店のニトリに売却すると発表した。向かいの田辺ビル(液晶事業部門が入居)もNTT都市開発に売却する。合計額は約188億円。売却益148億円を特別利益として2016年1〜3月期に計上する。

 同日開いた取締役会で決定、両社と契約した。引き渡しは16年3月18日の予定。引き渡し後も譲渡先の2社と賃貸借契約を結び、18年3月ごろまで賃料を支払いながら入居を続ける。新たな移転先は確定次第発表するという。

 シャープは主力の液晶事業の低迷に伴い、今年5月に新たな中期経営計画を策定。拠点整理などによる固定費の削減を進めている。今年3月以降、大阪府藤井寺市の物流拠点の一部や横浜市内の社員寮、広島市内の倉庫などを売却してきた。

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