ゼロから小説のあらすじ作れるソフト、芝浦工大が開発 何から書けばいいのか分からない初心者でも容易に
小説を書こうとしたが何から書いていいのか分からない──こんな初心者でゼロからも容易にあらすじを作れるという小説創作支援ソフトを芝浦工業大学の米村俊一教授が開発した。書き手が例文を選んで組み合わせるだけであらすじが作れるという。今後、スマートフォンなどで小説の執筆までサポートするソフトの開発を目指す。
この“あらすじ創作アプリ”は、認知心理学とプロ小説家の助言をもとに、文章構造や語彙を可視化。アイデア出しの支援として、小説の中でよく使われる表現を「例文」として表示し、これを選ぶことで文章を組み立てられるという。あらすじを13行の“ログライン”(重要シーンを端的に説明する短い文)で構成することでアイデアの洗練を支援する機能や、起承転結を色分けして分かるようにする機能なども備える。
米村教授は昨年、小説執筆支援ソフト「ものがたりソフト」を同大出身で作家の中村航さんと共同開発。プロ作家の思考パターンを抽出し、質問に答えることであらすじが作られるというものだったが、「小説の文型やアイデアがない初心者は書き出しからつまずいてしまい、時間がかかる」という課題があったため、さらに初心者が容易に創作できる仕組みを開発した。
学生10人に新ソフトと従来ソフトと使ってあらすじを創作してもらったところ、新ソフトは半分以下の時間でスムーズに創作を行うことができ、出来映えもほぼ変わらなかったという。
ソフトは現在も改良中で、公開は未定だが、スマートフォンやタブレットで簡単に操作できるソフトを開発し、小説本体の執筆までサポートしたいという。
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