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ペンタックス初のフルサイズ一眼「PENTAX K-1」発表

» 2016年02月18日 12時02分 公開
[ITmedia]

 リコーイメージングは2月18日、ペンタックスブランドとしては初めて35ミリフルサイズCMOSセンサーを搭載したデジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-1」を4月下旬に発売すると発表した。オープン価格で、実売予想価格は27万円前後。

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 Kマウントレンズに対応したフラグシップ機。ローパスフィルターレスの有効約3640万画素センサーを搭載した。

 ISO感度は100〜20万4800に対応し、高い解像感を維持しながら徹底的にノイズを抑えたとしている。新型画像処理エンジン「PRIME IV」により、14ビットのRAW記録に対応した。

 AFは33点の測距点を利用でき、うち中央部25点はクロスタイプを採用している。

 ディープラーニングをアルゴリズムに使用することで精密なシーン判別を可能にし、最適な露出制御ができるようにしたという。

 イメージセンサーユニットを1画素ずつ微細にずらしながら4回撮影した画像を1枚の画像に合成する超解像技術「リアル・レゾリューション・システム」を搭載した。

 ボディ内部に独自の手ブレ補正機構「SR II(Shake Reduction II)」を搭載。角度ブレやシフトブレ、回転ブレにも対応しており、補正効果は5段分を実現している。内蔵GPSとの組み合わせで簡易天体撮影ができる「アストロトレーサー」機能も備える。

 最大約4.4コマ/秒で連続23コマ(RAW撮影時)の高速連続撮影、フルHD(1920×1080ピクセル)・60i/30pの動画撮影(H.264)も可能だ。

 背面ディスプレイは3.2インチ・約103.7万ピクセル。新開発のフレキシブルチルト式液晶モニターを採用し、レンズの光軸から外れることなくワンアクションで上下左右や斜めに向きを変えられる。

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 新設計の視野率約100%・倍率約0.7倍の光学ファインダーを搭載。カメラマウント上部とSDメモリーカードスロット部などにLED照明を備え、夜間や暗い室内でのレンズ交換やカードの交換などが快適に行えるようにした。

 GPSユニットを内蔵。Wi-Fi通信機能も備え、スマートフォンやタブレットとワイヤレスで連携できる。

 サイズは約136.5(幅)×110(高さ)×85.5(厚さ)ミリ、重さは約1010グラム(バッテリー、SDカード1枚含む)

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