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2016年05月30日 15時09分 UPDATE

1100万ダウンロードの写真SNS「Snapeee」運営元が倒産 「ギリギリまで試行錯誤」も事業化できずサービス終了

写真アプリ「Snapeee」を運営するベンチャー企業のマインドパレットが倒産。サービスの事業化に向け「ギリギリまで試行錯誤」したが、かなわなかった。

[ITmedia]

 東京商工リサーチによると、写真SNS「Snapeee」(スナッピー)を運営するベンチャー企業のマインドパレットが5月27日、弁護士に一任する形で債務整理を始めた。Snapeeeの事業化に向け「ギリギリまで試行錯誤」したが、かなわなかった。サービスは31日に終了する。負債総額は14年9月決算時点で3696万円。

画像 公式サイトトップページより
画像 サービス終了の告知より

 2010年12月、サイバーエージェント・ベンチャーズが主催する「Startups2010」支援チームに認定され、11年5月に写真SNS「Snapeee」を公開。アジア各国のF1層(20歳から34歳の女性)に人気で、今年3月時点で1100万ダウンロードを突破していたという。

 11年10月にグリーと資本提携したほか、ベンチャーキャピタルなどから資金調達を重ねてきたが、開発費用など先行投資が重く、11年9月期は1192万円の赤字に。14年9月期は1億7427万円の赤字に拡大し、外部からの資金調達も困難となり、債務整理に踏み切った。

 今年3月にはにはiOSアプリを大幅にアップデートし、新機能を追加。「5月に新たな広告メニューも販売する」と予告していたが、その途上でサービス終了となった。

 同社がWebサイトに公表したサービス終了の告知では、「2010年11月、スマートフォンが普及しておらず、Instagramも存在していなかった時代に、未来のコミュニケーションの在り方を想像してSnapeeeを開発した」と開発当初を振り返りつつ、「新しい収益モデルを備えた事業として永続化させることは非常に難しかった」と告白する。

 サービスの事業化に向け「スタッフ全員が懸命に挑戦した」が、「このような挑戦には長い時間が必要で、必要となる充分な収益や外部からの支援を集めることが難しくなっていた」と、資金調達が困難になっていたことを説明。「ギリギリのタイミングまで試行錯誤を続けていた」ため、サービス終了の告知が直前となったことを謝罪している。

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