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Pokemon GOアップデートで「データ消えた」「初期化された」とレビュー低評価に バッテリーセーブモード削除問題も

» 2016年08月01日 09時39分 公開
[松尾公也ITmedia]

 7月31日に大幅なアップデート「0.31.0」が施されたPokemon GOアプリだが、アップデート後再ログインするときのインタフェースのわかりにくさから「データが消えてしまった」とするユーザーが相次いでいる。App Storeでのレビューも星1つの低評価が増えており、8月1日現在、総合レビューは5点中1.5だ。

 Pokemon GOではGoogleアカウントを複数持っている場合、最初に登録したメールアドレスと異なるものが提示されることがあり、そのアカウントをそのまま再ログイン時に使った場合、冒険は最初からやり直しになる。このため「アップデートしたらデータが消えた」と考えてしまうことが多い。

 この場合はいったんサインアウトして、メールアドレスをタップし、そこに最初に登録したメアドを入れることで、元のアカウントに復帰できる。

photo 再ログインの画面
photo 複数のGoogleアカウントがある場合には最初に登録した方を選ぶ

 Nianticのサポートページでは、「トレーナーのレベルが一時的に Level 1 にリセットされる」「トレーナーのレベルが1にリセットされている」というFAQに、次のように答えている

ご自身で2つのPokemon GOアカウントを作成されている可能性があります: 1つはGoogleアカウントでもう1つのアカウントはポケモントレーナークラブのアカウントである可能性があります。

もし どちらかのログイン方法でアカウントを作成され、その後もう一方を試された場合、Pokemon GOのアカウントをあやまって2つ作成してしまった状態が考えられます(Googleアカウントとは別にポケモントレーナークラブアカウントを作った場合など)。これまでのやり方とは別の方法でログインをされますと、別のアカウントが新たに作成されてしまいますのでご注意ください。

もしそうなってしまった場合、一度サインアウト(メインメニューをタップ > 設定 > “サインアウト” を選択)を行ったあと、もともと利用していたアカウントでログインをお試しください。

ログイン以外にも問題が

 なお、再ログインすると、音楽、効果音、振動、メルマガ受信などのオプションはすべてオンになるため、不要の場合はその都度外す必要がある。

 また、iPhoneの場合、バッテリーセーブモードが設定画面から削除されている。これはApp Storeでのアップデート内容に含まれておらず、App Storeでのレビューで不便を訴えるユーザーの声は多い。

photo iPhone版の設定画面からはバッテリーセーブモードが消えている

 バッテリーセーブモードにすると、iPhoneを上下さかさまにすると画面が暗くなり、消費電力を抑えることができ、大量にバッテリーを使うPokemon GOでは有用とされてきたが、その一方で、復帰時にタッチが効かなくなる不具合もあり、バグフィックスが望まれていた。Android版は削除されていないが、同様の問題は報告されている。

 NianticのFAQにはiPhone版でのバッテリーセーブモード削除については触れておらず、「バッテリーの消費」という項目で「端末によって、長時間Pokemon GOをプレイされた場合にバッテリーが大量に消費される場合がございます。この問題については私たちも常に改善を行っております」と説明している。

アップデートで変わったこと

 Pokemon GOユーザーがジムやポケストップを訪れてプレイする際のマナーが社会問題化しているが、0.31.0アップデートではアプリ起動時に「歩きながら画面を見続けたり、運転中のプレイはやめてください」「危険が予想される地域には、立ち入らないでください」などの警告が出るようになった。

photo 歩きながら画面を見続けたり、運転中のプレイはやめてください
photo 危険が予想される地域には、立ち入らないでください

 このほか、アバターを初期設定以外でも変更可能になったことから、レベル5になったときに決めるチームのカラーに合わせてコスチュームを変えられるようになっている。

photo アバターは肌の色、シャツ、パンツ、帽子、バックパックの色やデザイン、そして性別も変更できる

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